ご機嫌麗しゅう。自作自演歌手のヨシミチアキです。
10月は武者修行月間と自分の中で決めまして、初めての会場に行きます。
今回のROOTER×2さんは再三お声掛け頂いていたのにずっと断ってたんですが、ようやっとの出演です。
目次
詳細
タイトル:律(りち)の風
日付:2019/10/07
場所:ROOTER×2(京都)
出演(敬称略):長岡辰弥 タカケン。 ハママツリン げんじゅ
曲目
- 祈りの炎
- Patchy memory
- いいから
- 阿頼耶の鳥
所感
ブッカーが西山さんに変わる前にも何度かお声掛け頂いてたんですが、当時は実力もないし京都にも興味がなくてですねえ。
でもこの半年でかなり心境の変化がありまして、もうちょっと自分の力を試したいと思うようになりまして。
一年近くほぼ同じ場所でやってて、しかも今のスタイルはよそでまともに講評を頂くことがなかったので、その点も不安に感じてたところだったしね。
ムードメーカーとして開演前の空気を盛り上げてくれたげんじゅさん、曲やってるときの堂々とした感じと、苦笑交じりのMCのギャップ……。自分もふつうにMCしてるとあまりのウケなさに自分にドン引きするからわかるわ……。
でもMCって曲の導入としてかなり大事で、ここで「あっ、わかんないですよね……」みたいな空気を自分で作ると、曲もちゃんと届かなかったりするんだよねえ。
賢そうな雰囲気バリバリのタカケン。さん。後半の激しめの曲が印象的でしたねえ。
げんじゅさんの曲がEの曲だったかで、「自分もよく使うし、この後の人はみんなEの曲やりましょう」っていわれたけど、Eの曲なかったです! というか段取りの人なのであってもやれなかった・笑
ハママツリンさんの最後に歌ってた曲はうるっときてしまったねえ。
大切な人があと一週間で死ぬってわかってしまったら、何をしてあげられるだろうって唄なんだけど。
昔はこういうの苦手だったんだけどな。死んで悲しい人もそんなにいなかったし、死んだところでとくに深い付き合いでもない私が悲しむのは白々しいなと思ってたので。人間変わるものですね……。
長岡辰弥さんは、日常の出来事から発想を飛躍させるのがお上手だなあ。
パチンコがテーマの曲で感動するとは思わなかった。『アラジン』いい曲だなあ。
大きな夢を追うのもいいけど、目の前の楽を取ったっていいじゃない、みたいな歌詞(うろおぼえ)に、息抜きしながら気負いすぎずに生きていく日常を感じる。他人の幸せよりもまず自分が一番幸せでありたい、という人間臭いダメ押しがくるのも良い。
全体的に懐かしい感じがするなあと思ったんだけど、尾崎と長渕がお好きと聞いて、納得。ギターの音好き。
私は初出演にしてトリ前にして頂いてまして、絶対イモれんなあ、と思って鍵盤のポジションすら飛びそうな緊張の中やりきりましたが、「いいもん見られた」とか「めっちゃ弾き語ってましたね」とかありがとうございますー!
回を追うごとに褒め言葉のランクが上がっていくよー!
うむ。語り部よ、よくやった。褒めてつかわす。
西山さんからは「暗い雰囲気でやってるのに、よく聴いてたらすごーく優しいことを歌ってるんですね」っていう感想を頂きまして、思惑が伝わってて嬉しかったな。そう、よく聴いたら優しい、っていうのがミソなのです。
もちろん褒められるばかりではなくて、客観的な改善点も頂きました(メモにまとめたものまで!)。
でも努力と工夫で改善できる点ばかりだったので、そこまで悩むこともないかな。
今回は今まで積み重ねてきたことがしっかり評価された点がとても嬉しいし、自分の成長を実感しましたよ。
自分の好きなことを追求して、他人に感動を与えられるってすごく面白いですよね。
みなさんが「凄かったです」と興奮して伝えてくださる時、私も静かな興奮を覚えております。
5年も活動しててこんな手応え感じたことなかったや。今まで何してたんかね、ほんま……
いやでもねえ、自分の思いが正しく伝わってない、きちんと受け取ってもらえてないという息苦しさみたいなのがずっとあって。自分のやり方がまずいんだと思ってきたんだけど、たぶんそうじゃないんだろうね。
同じ気持ちで生きてきた人にはちゃんと伝わるし、私がそういう場所を選べてなかっただけなんやなと。
やっと自分のやりたいことと、環境が噛み合いだしたなあって思うのよ。
というわけで、イベントに関わった皆様、これを読んでくださったあなた、ありがとうございます。
また別の記事でお会いしましょう。